みちのく散歩-遠野- [散歩]
さて、翌日はホテルの向かい側にあるとおの昔話村に行きました。
遠野物語の柳田国男が泊まった宿屋が保存されています。遠野の昔話を柳田国男に語った佐々木喜善という人の存在を初めて知りました。その人がいたからこそ、昔話が残されたということなのでしょうね。
内部の様子です。
2階から眺めた景色です。
オシラサマの像(馬と娘の2体1組ということですが、馬じゃない?)
遠野は広いところなので、歩いて回るのは無理です。なんでも東京都と同じくらいの面積に3万人しか住んでいないそうです。そこに民話ゆかりの場所が点在しているので、ここはやはり観光バスが良いと言うことになりました。
「日本の10大民家」にもなっている豪農のお屋敷、千葉家。左側の部分に馬がいて、住居と厩が一体となっている南部曲り家です。今でも人が住んでいます。
これは下から見たところ。この左側は倉ですが・・・
実は、立派な倉を隠すように板の壁が作られています。一見お金持ちとわからないような工夫だったのだとか・・・
さて、次は五百羅漢を見に行きました。これは、江戸時代飢饉によって亡くなった方を供養するために大慈寺の義山和尚が自然石に彫った羅漢像と言われています。
苔むしていてよくわからないものもありますが、よ~く見ると浮かび上がってきますよね。
この後遠野ふるさと村でのお昼ご飯で、ひっつみを食べました。右側のお椀がひっつみ汁で、おいしかったです。すいとんに似ているようなものなのですが、もっと薄くのばしたもので、つまんで汁に入れることからひっつみというそうです。みその焼きおにぎりもおいしかったです。
ここの曲り屋には馬もいましたが、なぜかどさんこと書いてありました。南部馬じゃないんだ。
しし踊りの装束。馬のわら人形がかわいい。この右側には、大きなわら人形が一体ありましたが、写真をネットで公開してはいけないようなインパクトのある人形だったので、ご興味のある方は実際に行ってご覧ください。
蓮の花も少し咲いていました。赤とんぼも見えますね。
かまってくれないなら、邪魔してやる~!のあんずです。
邪魔されたーい^^*
古民家を維持するのも大変だそうですが、見事な家ですねー。
林の中にある苔むした岩も雰囲気ありますね。
by ゆか (2009-09-09 10:24)
さすが、ゆかさん。よくご存じですね。
藁で屋根を葺くのも1千万単位のお金がかかるんですって。
個人で維持するのは大変ですので、国の重要文化財に登録されて良かったと思います。
昨日見たTVで、あの姫路城でさえ何度も破壊の危機をのりこえてきたということですから、こういう文化財は失うと回復不可能ですので、保存も力を入れていくべきですね。
あんずは、邪魔モードに入ると、かなりメンドーですよぉ・・・
by あんず-M (2009-09-10 17:54)