みちのく散歩-遠野- [散歩]
さて、盛岡の駅から東北本線で花巻まで行きました。40分かかります。(新幹線なら10分程度らしいです。1時間に1本出ています)そのままJR釜石線に乗り換えて、遠野駅まで。これで50分くらいかかったので、なかなか遠野は遠かったです。
遠野の風景:こんな風景が続きます。稲がこうべを垂れているのを見て有り難い気持ちになるのは日本人だから?日本の原風景のように感じませんか?
街の通りには所々に馬の形のベンチがあります。ここに座るとセンサーが働いて、「むかーし、あったずもな・・・」と昔話を語り始めるんだとか・・・試してみたかったのですが、おばあちゃんたちに先をこされてしまいました。
ホテルまで歩いていける距離なのですが、途中で2匹も猫に会いました。猫が悠々と街の中を自由に散歩できるところなのです。本当にのんびりした良いところだと思いませんか?
遠野の駅に着いてその日泊まるホテルは「あえりあ遠野」さんです。ここは、新しいホテルで気持ちよく、何より夕方から語り部さんによる昔話を聞くことができるのです。
地ビールで、「ズモナビール」と言います。この名前は、昔話が「むかーし、あったずもな・・・」で始まり、「どんどはれ」で、終わることから、「ずもな」と名付けられたということでした。
左側がピルスナーで、キレのある普通のピールに近い感じ。
右側がヴァイツェンで、特有の香りがある地ビールっぽい味でした。
遠野はビールのホップ作りが盛んということでした。キリンビールと契約しているそうです。
畑のホップはもう収穫を終えていましたが、ここのはまだ実がついていました。
天を見上げるあんず おしらさまを見ているのか・・・
みちのく散歩 -盛岡- [散歩]
今週、東北は岩手県に行きました。岩手県はもちろん初めてで、盛岡・遠野・花巻と回って参りました。なんだかのんびりとした日本の原点のような懐かしい風景に出会いました。少しずつアップしますので、しばらくおつきあいください。
いわて花巻空港は千歳から55分で着きます。近い!それに新しい!出来たての空港でした。まずバスで盛岡まで出ました。JRの駅から循環バス「でんでんむし号」(ボディにでんでんむしが描いてあります)に乗ります。1日フリー乗車券は300円!安い!(と思ったのですが・・・)本町通り1丁目で降りて歩いて三ツ石神社に行きました。
すご~い!!!大きな岩がで~ん!とあるではありませんか。昔この地方に住んでいた鬼を捕らえ、境内にある三ツ石に縛り付けて、「二度と悪さをしない。この地方にもやって来ない」と約束をして手形を岩に押させて逃がしてやったということです。岩手県の県名はここから来ているとのことで、鬼が来ないことからこの地方を「こずかた」と呼ぶようになったとか・・・喜んだ住民たちが感謝の踊りを捧げたのが「さんさ踊り」の始まりだということです。
二つしか岩が見えませんが、実は右側の岩の後ろ側にもう一つ岩がありました。手形はよくわからなかった。まさか後ろの壁についていのではないでしょうね。
この後、報恩寺の五百羅漢さんを見に行きました。
四方の壁に並ぶ羅漢像はいろいろあって、明らかに外国人の羅漢さまもいました。マルコポーロ像とかフビライ像と言われるものもあるそうです。けっこうくだけた格好をしている像もあり、羅漢さまというのは案外普通の人なんだなという印象でした。(バチが当たるかな・・・)
そのまま歩いて中津川を渡ります。この上の橋の欄干についている擬宝珠は、1609年に作られたまま残されていて重要美術品なんだそうです。欄干も木製で雰囲気が良いです。
さて、ここらでお腹がすいたので、橋からすぐの焼き肉店「米内」さんに入りました。さすがに焼き肉ではなく、冷麺を頼みます。ここは、わんこそばではなく盛岡冷麺で。
前沢牛指定店ということで、スープが白く、あっさり。これだけでは全く辛くありません。辛みはお好みで入れるように付いてきます。ボリュームのあるお肉が柔らかくあっさりしてとても食べやすく美味しかったですよ。
さて、元気が出たところでまた歩いて今度は中津川沿いにある深沢紅子野の花美術館に行きました。ここはとても静かで落ち着ける場所で絵も親しみやすかったです。中津川が本当に良い川なんですね。東北地方の川はなんだかとても良い感じなんですよ。あまりコンクリートで固められていないからでしょうか?自然な感じがして、人と自然が仲良しですね。
ござ九の前を通り、
ここは、岩手銀行中ノ橋支店。国の重要文化財らしいです。中に入ってみたら、ちゃんとまだ銀行として使われていて、キャットウォークみたいなのがついていて、雰囲気がサイコーでした。
この後バスに乗って駅へ。結局バスには2回しか乗らなかったので、一日パスは100円の損!